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S15 EVC5 マップ補正
あくまでも自分自身へのメモとしてこの記事を書いています。
この記事に書かれていることを実行し、如何なる不具合や損害が発生したとしても当サイトでは一切の責任を負いません。
S15に搭載されているSR20DETは高回転を苦手とする、いわゆる低回転型エンジンだと思います。
あくまでもノーマルではね。
とりあえずEVC Easy Writer を持たない場合のセットアップを試してみます。
EVC5の特徴は2次元マップでブースト圧を制御できます。
これはどういう事か?ブーストコントローラーは純正のソレノイドと交換し、ブーストを制御してるアクチュエーターに嘘の圧を命令し騙すという構造になっております。
でもこれだけでは最大ブーストは上がるでしょうが、ブーストの立ち上がりやタレ等を細かく制御するのは難しいです。
で、今回のEVC5は純正ECUのスロットル回転信号と速度信号orエンジン回転信号に割り込ませる
事によって2種類の信号を元にブースト圧をマップ補正できるというものなんです。
EVC5の通常モード(電源が入ってから何もしてない状態)からボタンAを2回押すと、
マップ機能設定モードになります。
デジタル表示は[Fun]と表示
ボリュームボタンを押すとデジタル表示(大)が点滅し、"SEL(セレクト)が点灯します。
設定1 マップを使用しない(初期設定では1になってます)
設定2 スロットル開度補正(THR)
設定3 エンジン回転数補正(REV)
設定4 車速補正 (SPD)
設定5 REV+THR
設定6 SPD+THR
自分の場合、使用したセンサーがエンジン回転とスロットル開度なので設定5を選択。
次にマップに使用するスロットル軸格子点(スロットル開度によるマップの分割点)
を変更してみます。
初期値では小さい方から順に、0%、25%、50%、75%、100%になってます。
これだと0% 、25% ( 1〜25% ) 、50% ( 26〜50% ) 、75% ( 51〜75% ) 、100% ( 76〜100% )
というふうに4等分になってるということです。
これを20% ( 0〜20% ) 、40% ( 21〜40% ) 、60% ( 41〜60% ) 、80% ( 61〜80% ) 、100% ( 81〜100% )
に変更してやることで5等分となり、より細やかなセッティングが可能となります。
通常モードからボタンAを2回押しボリュームボタンを回していき、デジタル表示を[THR]
にします。
取り説P43の5.4 スロットル軸格子点設定モードを参考に上の%に変更します。
2次元マップ補正
|
2000rpm | 3000rpm | 4000rpm | 5000rpm | 6000rpm |
20% | 20kpa | 15kpa | 10kpa | 5kpa | 0kpa |
40% | 20kpa | 15kpa | 10kpa | 5kpa | 0kpa |
60% | 20kpa | 15kpa | 10kpa | 5kpa | 0kpa |
80% | 20kpa | 15kpa | 10kpa | 5kpa | 0kpa |
100% | 20kpa | 15kpa | 10kpa | 5kpa | 0kpa |
取り説P44 5.5 ブースト補正マップA設定モード/ブースト補正マップB設定モードを参考に
上の表を入力してみました。
これをひとつづつEVC5のボリュームボタンで入力してくのは、かなりやり辛いです。
何度誤押ししたことやらw
でもそんな頻繁にセッティングする事はなさそうなので、我慢しました。
とりあえず試走してみた感想はブースト設定0.9(90kpa)でしたが、きっちりDefiターボメーター
で確認すると0.9になっておりました。
マップ補正してない時は0.85までしか上がりませんでした。
体感的にもレスポンス、パワーともに向上されてました。
しばらくこのまま使用してみたいと思います。