トップページ





S15 天下統一 取り付け

チューニング(作業)は、あくまでも自己責任で行いましょう!



S15に搭載されているSR20DETエンジンにはダイレクトイグニッションという点火システムが採用されています。
このシステムは直接各シリンダーに設置されたコイルに電気信号を送り、点火を行います。
S15シルビアのSRエンジンは高回転まで回すと失火してしまいます。 本来ならこのダイレクトイグニッションシステムで全回転域で安定した電力供給を実現したはずだったが、高回転での2次電圧の出力が低下します。 それを解消するのが今回取り付ける岡ちゃん天下統一というパーツです。 まぁようするにプラグコード&ハーネスです。 ノーマルハーネスでは0.6Vの降下、天下統一では0.2Vの降下まで抑えられます。
失火現象が起きる主な原因はコイルと配線を繋ぐカプラーが熱により(特にブーストアップ仕様)接点不良を起こし失火現象やコイルまで破損させる恐れがあるのです。
天下統一ではコイルへの接点不良を解決する為に端子部に金メッキに変更、接点にナノカーボンを塗布しカプラーの形状を変更してあるそうです。
あと、大きくノーマルハーネスと違うのが配線の太さ、アースもバッテリーから取るという事ですかね。


今回の作業で必要な工具&アイテム

4ミリ六角レンチ、10ミリソケット、12ミリストレートメガネ(これが特に重要)







まずエンジン本体に付いているプラグカバーを4ミリの六角レンチで外します。
自分はラチェットに付けて外しました。





カプラーを外す前に赤丸の10ミリのネジをソケットで外しダイレクトイグニッションを出したほうがカプラーを外し易いです。






今回の作業で一番大変なのが純正ハーネスに繋がっているアースの配線。左側のフェンダーから覗いたところの狭い隙間に意味無しのステーと共に止まっています。
12ミリのストーレートメガネじゃないとまず外れません。強行手段として切断しても問題ないと思われるが頑張って外すと画像のようにステーと共に純正ハーネスが外れました。
意味無しステーは再利用する価値が無さそうなので処分しても構わないと思います。なお意味無しステーは12ミリ2本、そのうち1本がアースと共締めになっております。ステーをつけなければ岡ちゃんハーネスの接続が幾分作業が楽になりました。




暗くて分かり辛いですが12mmのストレートメガネを噛ましてあるのが純正アースの止まっている場所です。左フェンダーから撮影。




純正アースが付いてたところに天下統一のアースをつけようとしましたが、作業しづらいので先に12mmのネジをしめた状態でアースのOリングをニッパーで切りYの状態にして共締めする形にしました。






あとは順番にカプラーを挿していき、ダイレクトイグニッションを止めてある4本の10ミリのボルトを締めます。



バッテリー側に付くカプラーをDefiブースト計(純正ブースト計)のセンサーがついているステーに共締めします。


バッテリーのプラス端子、マイナス端子に共締めしますと完成です。











インプレ

エンジンを始動させて発進し普通に加速しただけでも若干のトルクアップが体感できました。
そろそろ交換時期が迫っているプラグも天下統一と同時交換しようか迷いましたが、天下統一の効果を感じたかったので、プラグはあえて交換しませんでした。
アクセルベタ踏みのフルブーストだと更に効果が感じられるはず。
給油もまだ一回しか行ってませんが燃費も良くなったような気がする。 ただ、配線を太くしただけではなく、アースをバッテリーに繋いでるっていうとこがポイントかもしれません。 強力な火花を散らし、熱くなったエンジンルーム内でもハーネスの接触不良が解消された訳だからドノーマル車でもこの天下統一はつけるべきだと思います。配線の長さがジャストフィットに設計されているのには感動しました。
ただ、プラグカバーもつけないような取り回しに設計されています。 強引に締めれば一応装着可能でした。 もうひとつの弱点と言われている、ダイレクトイグニッションは壊れた時にスプリットファイア製を購入すれば良いと思います。


100MB無料ホームページ可愛いサーバロリポップClick Here!